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プレゼンティーズムとは?企業が負う最大の健康関連コストをなくして、生産性の高い会社へ

こんにちは!サイマックスの安藤です。

「体調が悪いけど、仕事が忙しくて病院に行かなかった。」

こんな経験はありませんか。

よく聞く話ではありますが、ときには、気づいた時には病気が悪化していて、取り返しのつかない状態に至った人も少なくありません。また、せっかく無理して出勤をしても、生産性が下がってしまっていて結果的にプラスになってないこともあります。周りの人に風邪をうつしてしまうリスクもあります。

出勤はしていても、体調不良によって生産性が低くなる「プレゼンティーズム」。プレゼンティーズムとは何か、どんな点において問題があるのか、未然に防ぐためにはどのようなことができるのかをご紹介いたします。

プレゼンティーズムとは?

「プレゼンティーズム」とは、具合が悪くても出社することで本来のパフォーマンスを発揮することができず、かえって生産性を下げてしまっている状態のこと。

体調が悪くても出社する人からよく聞く声としては、以下のようなものが挙げられますです。

  • 「会社に迷惑がかかるので休みたくない」
  • 「休むと上司や同僚に良くない印象を与える」
  • 「周りの人たちから”甘えている”、”根性が足りない”と思われてしまう」

「なんだか体調が悪い」と思っても、そう気軽に休める環境にいる人は多くはありません。とくに真面目だったり、責任感が強い人ほど、「休んでしまうと会社に迷惑がかかる」などの気持ちになり、つらくても出勤をするケースがあります。

また、日本では「休むことは甘え」という認識が強く、這ってでも職場に行かなければならないという考え方の従業員、また経営者がまだまだ多いです。

しかし、このような状態が続くと従業員の体調不良を招き、結果的に、会社の生産性を下げてしまいます

プレゼンティーズムの何が問題なのか?

プレゼンティーズムの悪影響が大きくなる要因として、「会社を休んではいけない」「多少無理をしても出勤すべき」という考えが浸透していることが挙げられます。本来は、仕事とは「成果を出すことが目的」なのですが、「長い時間、出勤することが目的」になってしまっている表れともいえます。

この「無理をする」の範囲は人によって個人差が大きく、真面目な人ほど無理をして出勤し、かえって体調を崩す結果となってしまいます意思決定を行う立場の人は、出勤をしていたとしても判断力が落ちてしまい、事業へのマイナスの影響は特に大きいでしょう。

特に生活習慣病などは最初のうちは自覚症状が薄いです。「仕事が忙しくて病院に行かなかった」という人は多いと思います。仕事が忙しく病院に行けなかったが、気づいたら病気が進行していたというケースはとても多いのです。結果的に、企業目線でいえば長期休職や退職にまで至ってしまい、個人目線でいえば、病気によって生活が破綻してしまうことがあるのです。

気づくことができればその従業員を早退させたり、自宅待機にすることもできますが、そのためには日頃からよく従業員とコミュニケーションを取っておく必要があります。

プレゼンティーズム対策①無理して出社するよりも、早く回復してパフォーマンスを上げるためのルール作り

体調不良時に休みやすい社内ルール作り

プレゼンティーズムの対策ですぐに始められることの一つとして、企業独自のルールを作ることが挙げられます。

突然「体調が悪いときはちゃんと休みなさい」といわれていても、社員目線でいえば元々そういう企業文化でない場合はさじ加減がわからないですし、なかなか実行できないもの。「体調不良の際は○日間は自宅待機」などと明確な約束を決めることで、従業員も休みを取りやすくなります。明確にすることによって、公平性も保つことができます。

企業文化を少しずつ変えていく。経営層からのメッセージ発信。

また、経営層からのメッセージを常に発することで誤った企業文化の是正も有効です。メッセージを発信し続け、社内ルールを整えていけば、根性論で無理に出勤させる文化を少しずつ廃することができます。また、出勤しなければ人が足りないというような状態を作らないような経営努力をすることで、必要に応じて休みやすい環境作りも大切です。これが結果的に、企業のパフォーマンスにもつながります。

柔軟性のある勤怠ルールを採用する。

とはいえ、体調不良だっても平日に休みをとるのは容易ではありません。病院に行くために早退できる環境を整える、フレックスタイム制などの個人の状況に応じて柔軟性のある勤怠ルールの改善を取り入れるというのもひとつの手段です。

プレゼンティーズム対策②体調不良で生産性が下がっている社員を早期に発見する仕組み

社員のアラートを早期発見するための仕組みづくり

体調不良で生産性が下がっている社員を、早期に発見する仕組みが有効です。何かしら病気になってしまってからでは手遅れです。社員本人は、無理してでも業務をし無ければいけないと考えていると、自分自身で気付いてライフスタイルを変えることができない場合があります。体調不良で業務ができない状態になる前に、社員のアラートを早めに見つけて、休養を取るように声掛けをしましょう。

そのためには、社員とマネージャー、そして人事など、社員間のコミュニケーションが大切です。1on1の実施や、体調が悪そうな従業員がいたら声をかけるなどの日頃の積み重ねが活きてきます。周りから見て社員が無理をしていそうであれば、休むように伝えたり、病院に行くことを推奨しましょう。

社員の体調不良から組織課題を発見して、再発を防止する

既に状況が深刻化している場合は、その従業員の同僚や直属の上司などにもヒアリングを行い、何か変わった点、悩んでいることがないかを聞き取ることで、正しく状況を把握することが重要です。もしかすると、ある社員の体調不良は、個人的な問題ではないケースがあります。働き方に問題があるなど組織的な課題である場合もあるのです。一度問題が発生してしまったら、正しく状況を把握することで問題の再発を防げます。

プレゼンティーズム対策③そもそも社員の体調不良を防ぐためのセルフケア支援

体調管理は各自が気をつけて行うことではありますが、会社としても支援できることはあります。特に、体調管理に気をつけて高いパフォーマンスを出すことを推奨する文化づくりなどは効果的でしょう。

休みもなく働いている、睡眠時間を削っている、というエピソードがポジティブなことではなく、ネガティブなことなのだということを、経営層はもちろん、マネージャーや一般社員まで全員が認識できることが重要です。

よくあるアプローチとしては、従業員のストレスチェック、体操、セミナーなど、健康にまつわるプログラム実施や、ランチ会や1on1などの社内コミュニケーションを活性化する仕組みを取り入れるが挙げられます。

まずは社員それぞれの体調管理にどのような課題があるかを認識してもらうためのサポートが有効でしょう。上記の取り組みがうまくいくかどうかは、社員それぞれの健康意識が土台になっています。「人事から言われたから仕方なくやっている」という形だと、どんなにお金や手間をかけて行った施策も、継続しなかったり効果がでなかったりするものです。

まとめ

プレゼンティーズムは企業の生産性を下げてしまい、病気の場合は社員の生活にも大きな被害を及ぼすことになってしまいます。

プレゼンティーズムの影響を防いで、企業全体の生産性をアップさせていきましょう。

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