当社システムによる排尿モニタリング測定精度に関する研究成果が Neurourology and Urodynamics誌に掲載されました

2019年3月に、当社システム( s-HMSU )による排尿モニタリング測定精度に関する研究成果が 「Neurourology and Urodynamics」誌に掲載されました。

「Neurourology and Urodynamics」誌は、尿路機能や泌尿器および骨盤底機能に関連するトピックに関する国際的なアカデミックジャーナルです。

本研究によって、当社システムによる排尿モニタリングの測定精度が高く信頼性の高い装置であることが証明されました。

The ICC (1,1) between the measured volume of urine excretion using the s‐HMSU and the change in body weight was 0.972 (95% confidence interval, 0.957‐0.982).

翻訳:s-HMSUを用いて測定された尿中排泄量と体重の変化との間のICC(1,1)は0.972(95%信頼区間、0.957-0.982)でした。

Validation of a novel digital health monitoring system to measure the volume of voided urine

これまでの排尿モニタリングの方法

これまでの排尿モニタリングでは、患者の方が自宅で、もしくは医療従事者が医療機関で以下のような流れで行っています。

  1. 被験者がカップに尿を入れて排尿する
  2. カップの目盛りを読み取り排尿量を測定する
  3. 排尿日誌に排尿量や時間など記録し、通院時に医師に報告する
  4. 排尿日誌を元に医師は状況を把握し、治療方針や内容を決定する

s-HMSU が切り開く今後の可能性

本システムによって、トイレで排尿をするだけで自動で排尿モニタリング記録が可能となり、医療従事者や患者の負担軽減につなげることができます。さらにはクラウドと連携することで将来的に新たな医療ヘルスケアサービスを創出することが可能です。加えて、医学的疾患と排尿機能障害との関係を調べるための大規模な臨床研究を促進する可能性があります。

論文情報

論文名:
Validation of a novel digital health monitoring system to measure the volume of voided urine

執筆者:Minoru Miyazato Koji Yonemoto Asuka Ashikari Seiichi Saito Kiyoto Yamashiro Moriyuki Uehara Hiroaki Masuzaki Hajime Ishida Masayuki Matsushita

Published: 08 March 2019

トイレでおしっこのいきおいがわかる!尿のいきおいでわかることのまとめ

トイレでおしっこをするだけで、らくらく体調チェック!

当社がこんなサービスをご提供できるのも、尿ががたくさんの情報をもっているからなんです!

今日はその中でも「尿のいきおい」からわかることをお届けします。

尿のいきおい(平均尿流率)とは?

尿のいきおいでは、1秒間当たりでどのくらいの尿量(ml)が排出されているかを測定しています。

尿のいきおいでわかること

尿のいきおいは、尿の流れが遅いことやその他の排尿問題の原因を特定するために役立ちます。尿のいきおいの低下は、前立腺の大きさと関連があるとも言われています。

以前に比べて尿のいきおいが継続して低下しているような場合には、前立腺肥大症(男性のみ)の疑いや、膀胱や筋肉、神経などに問題がでている可能性があります。

測定時の注意

○速度や流れを操作せず、普段どおりに排尿しましょう。

○このサービスでは、尿量が一定以上にならないと結果を表示しません

コラム

○健康な人の排尿時間は20~30秒で、200ml ~500mlの尿が出ます。

○膀胱に十分な量の尿が溜まっていないと正確な検査が行えません。

○通常、尿がどのくらい溜まっているかの診断を超音波検査で行ってから実施されるのが一般的ですが、本サービスでは簡易的に尿量を推定しています。

尿pHに関する最新研究の紹介:尿pHとインスリン抵抗性の関係

サイマックスのサービスで、いつも通りトイレでおしっこをするだけで尿pHをはかれる時代がやってきました。尿pHは生活習慣や病気と関係がある測定項目です。

今日は、尿pHとインスリン抵抗性と関係する研究をご紹介します。

  • インスリンと尿pH Epidemiology studies have revealed that patients with obesity, hyperglycemia, or hypertension are associated with a decreased urine pH.

この研究では、尿pHがインスリン抵抗性と関係があることを明らかにしました。尿が酸性によっているほど、 インスリン抵抗性(HOMA-IR)が高まっているとのことです。

1084人の糖尿病ではない日本人のデータを使って研究を行ったとのことです。

Source: Association of Low Urine pH with Insulin Resistance in Non-Diabetic Japanese Subjects. Exp Clin Endocrinol Diabetes. 2018 Feb 8. doi: 10.1055/s-0043-122943.

インスリンってなに?

インスリンとは、膵臓から出るホルモンのことで、血糖を一定の範囲におさめる働きを担っています。インスリンが十分に働かないと、血液中を流れるブドウ糖という糖(血糖)が増えてしまいます。これが糖尿病です。また、肥満や高血糖、高血圧とも関係があります。

インスリンが働かない状態を、「インスリン抵抗性」といいます。酸性尿(低い尿pH)は、このインスリン抵抗性と関連するといわれています。

最終的に心筋梗塞や脳梗塞などの生活習慣病になってしまうのは、このインスリン抵抗性が根本的な原因であり、血圧や糖や脂質が直接の原因ではないとする考えもあるようです。

まとめ


尿が酸性によっていないかをチェックすることでインスリン抵抗性が高まっていないか知ることができるということですね。インスリン抵抗性が発症していないか、または発症しそうでないか、日頃のおしっこチェックで確認して健やかな毎日を手に入れましょう。

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最近、疲労感や眠気、頭痛など「なんだか調子悪いなあ」といったことはありませんでしたか?調子が悪いと、仕事や趣味にも悪影響が出てしまってイヤですよね。もしかすると、あなたのその症状は身体が酸性化しているからなのかもしれません。

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サイマックスのサービスでは、いつも通りトイレでおしっこをするだけで毎日の尿pHをはかることができます。尿pHは生活習慣や病気と関係がある測定項目ですが、どういったものなのかをご紹介します。

国際学会「第13回 Pan-Pacific Continence Society」にて世界初・当社システムによる自宅や施設のトイレにセンサを取り付けるだけで使える排尿モニタリングの測定精度に関する研究成果を発表しました

サイマックス株式会社(以下サイマックス、代表取締役社長:鶴岡マリア)が開発した尿による 健康モニタリングシステム「self-health monitoring system in urine」(以下、s-HMSU)について、 国立大学法人琉球大学(琉球大学)が実施した測定精度検証を目的とした研究成果が2018年10月18 日~20日に開催された「第13回Pan-Pacific Continence Society (PPCS) Meeting」(以下、 PPCS 2018)にて発表されました。

s-HMSUは、世界初、既存のトイレにセンサーを取り付け、トイレでいつも通り排尿をするだけ で排尿モニタリングができるシステムです。本研究の結果、s-HMSUでの測定結果と、実際の排尿 量との相関は0.902と高い値を示し、排尿モニタリングシステムとして信頼性の高いシステムである ことが証明されました。

今後、s-HMSUが実現した全自動の排尿モニタリングシステムによって、患者負担の軽減や医療従 事者の負担軽減、院内感染対策への貢献が期待されています。

第13回 Pan-Pacific Continence Society 概要

開催国:台湾
会期:2018/10/18~ 2018/10/20
領域:腎臓科、泌尿器科
原題:Validation of a novel self-health monitoring system in urine in Kumejima Digital Health Project (久米島デジタルヘルスプロジェクトにおける初の尿を使ったセルフヘルスモニタリングシステム の検証)

発表内容

原題:Validation of a novel self-health monitoring system in urine in Kumejima Digital Health Project
著者:
Minoru Miyazato 1 , Koji Yonemoto 2,3 , Asuka Ashikari 1 , Seiichi Saito 1 , Kiyoto Yamashiro 4,5 , Moriyuki Uehara 4,5 , Hiroaki Masuzaki 5 , Hajime Ishida 6 , and Masayuki Matsushita 7

1.Department of Urology, Graduate School of Medicine, University of the Ryukyus, Okinawa, Japan
2.Advanced Medical Research Center, Faculty of Medicine, University of the Ryukyus
3.Division of Global Environmental Health, School of Health Sciences, Faculty of Medicine, University of the Ryukyus
4. Kumejima Public Hospital
5.Division of Endocrinology, Diabetes and Metabolism, Hematology, Rheumatology (Second Department of Medicine)
6. Department of Human Biology and Anatomy
7. Department of Molecular and Cellular Physiology

サイマックスが開発した「s-HMSU」とは?

s-HMSUはサイマックスが開発した、世界初・既存のトイレに取り付け可能な全自動の排尿モニ タリングシステムです。一般的なトイレに取り付け可能であるため、自宅での排尿モニタリング( Home uroflowmetry)を実現するものです。 s-HMSUは以下の3つの特徴を備えます。 1. 既存の便器に、簡易に取り付けることができるセンサー。 2. 自動で排尿を検知して記録をするため、使用者は普段通りトイレで排尿をするだけで容易に 使える。不特定多数が使用するトイレにおいても利用可能。 3. 使用者は排尿後、約1分で測定結果を専用アプリを介して受け取ることができる。

記録項目:
排尿量(mL):VV
平均尿流量(mL/s):Qave
排尿時間(s): VT

s-HMSUに期待される医療業界への影響

s-HMSUは、排尿障害をはじめとする泌尿器の異常を持つ患者および泌尿器科医や看護師などの 医療従事者に貢献する、全自動の排尿モニタリングシステムです。

「排尿の問題」は患者のQoL(生活の質)を大きく低下させるものですが、その患者数は多く、 今後さらに増加することが予測されています。40歳以上の年代層で810万人(12.4%)が過活動膀胱 を、 尿失禁や尿勢低下は、それぞれ2,100万人(31.8%)、2,500万人(37.9%)もの人が有していると 言われています。(*1)日本を含む高齢化が進む国々においては、この割合は更に増加していくことが 予測されています。現状では、本人自身が「年のせい」としてしまい医療機関を受診しないことも 多く、かかりつけ医でも具体的な治療が施されていないことも多く見受けられます。しかしなが ら、適切な診断と治療を行えば、多くの場合、排尿の問題は改善し、患者のQoLを向上させること ができます。

「排尿の問題」に医師がアプローチをする際、排尿量や排尿時間などの排尿記録が用いられま す。s-HMSUは全自動の排尿モニタリングシステムで、患者および医療従事者の負担を以下のよう に軽減することができます。

(*1):本間之夫, 柿崎秀宏, 後藤百万, 武井実根雄, 山西友典, 林邦彦. 排尿に関する疫学的研究. 日本 排尿機能学会 雑誌14:266-277, 2003

① s-HMSUによる全自動の排尿記録は、患者負担を大きく軽減する

排尿障害を持つ方は「排尿日誌」と呼ばれる排尿の記録を24時間つけることで、泌尿器科などの 専門医より適切な対処を受けることができます。

現在の排尿日誌は、患者本人が、最低2~3日間24時間、トイレに行った時間と排尿量を記録します。目盛のついた400~500mlの紙コップを手渡し、1回ごとに紙コップの目盛をみて排尿量を読み 取ることで排尿量を測り、排尿日誌に記入します。このように、従来の排尿日誌は、患者の負担が 大きく、また情報の正確性が担保されるものではありません。

s-HMSUは、既存の自宅のトイレに容易に取り付けることができ、いつも通り排尿をするだけで 排尿量や時間を全自動で計測し、記録することができます。これにより、患者負担を大きく軽減す ることが期待できます。また、全自動測定によって記録ミスなどを防ぐことができ、より正確な情報を医師が取得することができます。

② s-HMSUによる全自動の排尿モニタリングは、院内感染対策に貢献する

泌尿器科の患者をはじめとして院内で排尿量を記録する際は、一般的に採尿カップに尿をいれる ことでカップの目盛りを見て排尿量を測ります。s-HMSUは、このときに発生する医療従事者の作業軽減をはじめとして、採尿カップの洗浄や尿の廃棄作業などの後処理を不要にすることで、院内 感染の原因を減らし、院内感染リスクの低減に貢献することができます。

③ 泌尿器や循環器疾患の早期発見など、新たな医学的発見につながる

これまでの排尿記録は、基本的には排尿障害があると医師が診断した後に記録を開始するため健 常者や境界型の方の情報が少なく、また記録そのものが患者のアドヒアランスの程度に依存するた め正確性に欠けることが指摘されていました。今後、s-HMSUによって取得される自宅での自然な 排尿モニタリング情報を分析することにより、泌尿器や循環器疾患の早期発見などに貢献する医学 的な発見が期待されます。

広報つくば 2018年10月号で「つくばSociety5.0社会実装トライアル支援」採択事業として「トイレでおしっこ体調チェック」をご紹介いただきました

皆さんこんにちは。高橋です。

つくば市役所が発行する広報つくば10月号で「トイレでおしっこ体調チェック」をご紹介いただきました!

3ページ目の特集「つくばSociety5.0社会実装トライアル支援事業つくば市で、最先端技術を生かした実証実験を行います」に掲載されています。

Society5.0社会実装トライアル支援事業採択サービスとして、つくば市役所に「トイレでおしっこ体調チェック」を導入いただき、市民の皆様に体験いただきました!

「広報つくば 2018年10月1日号」を見る

つくば市役所が毎月発行する「広報つくば」とは?

 

【オープンDAY@茅場町 9月7日】ビールを飲んで「トイレでおしっこ体調チェック」を体験しよう!

こんにちは!「トイレで体調チェック」運営事務局の高橋です。

9/7金曜日に、茅場町のコワーキングスペース「CO-EDO」とさんと一緒に「体調チェックをしながら、おいしいクラフトビールを飲む会」を開催いたしました!
ビールを飲んで⇛トイレに行って⇛体調チェック!というコンセプトの今回のイベント。当日、会場のトイレにセンサを設置して、みなさんに「トイレでおしっこ体調チェック」を体験していただきました!

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今回は、尿pHが酸性だった場合に気をつけたいポイントをお伝えしていきます。 “尿pHが酸性だった!どうすれば改善できる?” の続きを読む

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あなたの体調を週1回、100点満点で採点!食事やストレス、睡眠など生活バランスが良いとヘルシー指数は高くなります。一方、今の生活が乱れていたり、過去の乱れた生活習慣による身体への負担の蓄積があると、悪い点数が出ます。

ヘルシー指数が低い人は、疲労感や不眠、だるさ、頭痛などの体調不良になりやすく、病気になりやすい身体になります。

ヘルシー指数は、サイマックスのスマホアプリから見ることができます。 “製品アップデートのお知らせ:「ヘルシー指数」を追加しました!” の続きを読む

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